お子様の皮膚疾患について
お子様の皮膚は大人の皮膚に比べて薄いため、外部からの刺激を受けやすい状態にあります。また、汗をかきやすいため細菌やウイルスが繁殖しやすく、感染症を引き起こすこともあります。また、母斑(あざ)や血管腫のような先天性の疾患では、早めに治療を開始した方が効果が高かったり、治療期間が短くすむようなものもあります。気になる部分がございましたら、お気軽にご相談ください。
当院の治療方針
皮膚疾患は、皮膚を清潔に保つ、保湿をしっかり行うなど日ごろの生活で改善される点が多くあります。薬を処方するだけでなく、症状に合わせた生活する上での注意事項などもご説明いたします。治療上、ステロイド外用薬を必要とする場合も多くありますが、あまり恐がりすぎないで下さい。注意する点をおろそかにしなければ、ステロイド剤の皮膚への塗布・ステロイド吸入で全身の副作用が出ることはほとんどありません。むしろ恐がりすぎて治療がなされず皮膚のバリア機能が損なわれた場合、食物アレルギーなどの原因となる場合もあり得ます。必要な場合にはステロイド外用薬をしっかりと使いましょう。ただし、ステロイドの内服・注射などは、全身の副作用が出やすい治療ですので、最小限に抑えてまいります。