当院の6つの特徴
二人の小児科医が在籍。より良い治療方針を決めます
診療は主に院長の石井理文が担当しておりますが、様々な方向から考えて判断する必要のある患者さんが受診された場合などには、二人の医師が、対面またはオンラインで迅速にカンファレンスできる体制が整えてられており、小児科医が複数在籍するアドバンテージがいかされております。
当院の創立者である石井啓允は、小児科の医師として50年以上の経験を持ち、開院以来、当地で地域医療に携わってまいりました。特に小児の肝臓に関する研究で学位(医学博士)を取得しています(1969年)。
院長・理事長の石井理文は小児科の医師として20年以上の経験を持ち、中でも新生児学(生まれたばかりの赤ちゃん)をサブスペシャリティーとしています。日本小児科学会認定 小児科専門医です。新生児に関する研究で学位を取得しています(2003年)。
大学病院に勤務していたころには、低体重で生まれたお子さんの診察、治療、フォローアップなどもしていたため、当院の乳児健診でも、赤ちゃんが成長するうえでどのようなことに気を付けるべきか、未熟児網膜症等はいつごろまでフォローアップすべきかなどをアドバイスしています。
二人の医師のプロフィールについては、医師・スタッフ紹介をご覧ください。
丁寧で分かりやすい説明を心がけています
当院では、丁寧な診察と、分かりやすく丁寧な説明を心がけています。じっくり考えながら理解していただきたい内容は、当院で作成した様々なリーフレットをお渡しし、ご帰宅なさったあとにも読み返せるようにしております。
分かりにくい内容は、目で見て分かるように図を使用いたします。図でも分かりにくいときは、動画を使うこともあります。
例えば、病気の中には特徴的な咳(せき)を症状とするものがあります。しかし、咳の状態を言葉で伝えるのは、実はとても難しい事です。
「ゼイゼイ」「ゴホゴホ」などと表現することはありますが、人によって「ゼイゼイ」と表現する内容が違います、それよりも実際に咳をしている動画をお見せして「このような咳がでませんでしたか?」とお聞きするなどの工夫をしています。
また、動画をお見せしておくことで、帰宅後に異変があっても、対処して頂きやすくなります。「こんな咳が出たら、すぐに救急病院を受診してね」とか、「このような咳が出ていたとしたら、○○のような病気だから、まだ薬が残っていても再診してね」などと説明することができます。
『どのような症状がでる病気だといわれているか』『どこに気を付けるべきか』これらの点が分かっていれば、容体が急変したときに「おかしい」と気が付くことができます。
また、ご両親にも、写真や動画を上手に使って頂くようにお話しています。
「昨日、こんなブツブツが出たんです。今は消えています。」「こんな変な咳が出たんです。」「こんな変なうんちが出たんです。」「変に体がプルプルしていたんです。」「時々ビクッと動くんです。」などというような時はスマホ(もちろんデジカメ・ICレコーダー・ビデオカメラでも可)の出番です。詳しく言葉で説明していただくのは難しいことも、動画や写真を残しておいて頂ければ、非常に簡単に伝えていただけます。最近のスマートホンのカメラ機能は素晴らしいので、典型的な皮疹や動きだった場合、これらの画像を見るだけで診断がつく場合もあります。
患者さんにきちんとご説明し、ご理解いただいたうえでの治療を心がけていますので、分かりにくいことがあれば、遠慮なくお伝えください。
様々な小児の専門医と提携しています
小児科医は小児の疾患を治療する専門家なのですが、治療以外にもお子さんの健康管理全般に対応しており、予防接種や乳幼児健診も行っております。お子さんのコンシェルジュと思っていただくと良いと思います。
どの科に受診したら良いかわからないような場合には小児科医にご相談いただくのがよいかと思います。適切な科・信用できる医療機関をご紹介いたします。
また、小児科医は小児の疾患全般の専門医ですが、それぞれさらなる専門分野(サブスペシャリティー)を持っています。より専門的なアプローチが有用と思われるお子さんには、各サブスペシャリティーの専門家(例えば、小児の腎臓の専門家や、小児の心臓の専門家、小児の神経の専門家)を紹介いたします。
創立者である石井啓允のサブスペシャリティーは小児の肝臓、院長である石井理文のサブスペシャリティーは新生児です。小児科以外の科の専門的な知識が必要な場合は、その科の中で小児の疾患に詳しい専門家(例えば、皮膚科、精神科、眼科、整形外科などで、小児の疾患に詳しい専門家や、小児外科の専門家など)を紹介します。
お子様の負担を減らすため必要以上の検査は行いません
当院では、その後の治療方針に影響しない検査は できるだけ行わないようにしています。お子さんの負担・苦痛をなるべく減らすため、また、X線などの被曝をできるだけ減らすためです。
もちろん、治療方針に影響するような、必要な検査は積極的に行います。たとえば風邪に似ているのに治療法が異なる疾患(インフルエンザ、溶連菌など)や、周囲の方に感染させる可能性のある疾患(RS・h-MPV・アデノウイルスなど)の検査、また、時間が経ってしまうと拡大した治療が必要となってしまうような疾患(虫垂炎・腸重積など(エコーは紹介先での検査))を早期に見つけるための検査などです。
院内感染を防ぐため消毒や滅菌を徹底しています
外来診療を行う上で、院内感染を全くゼロにすることはできません。しかし、当院では院内感染をできるだけ減らすため、一日に2回の清掃を行い、できるだけ清潔を保つようにしております。必要に応じて、アルコール・次亜塩素酸などでの消毒を行います。
また待合室と第一診察室の天井には、空気中のウイルスを除去する空気清浄機が設置されています。他にも、受付やトイレに置いたアルコール消毒や、便器を拭くためのアルコール、使い捨ての耳鏡のスペキュラ(鼓膜を見るための器具)などを用いるころにより、できる限り院内感染を防ぐように努めています。
院内感染予防へのご協力のお願い
- 院内感染の予防は、我々スタッフだけの心がけだけでは不十分です。患者さん方のご理解とご協力も欠かせません。咳・鼻水・くしゃみ・熱などの症状のある方はマスクの着用をお願いいたします。マスクを着用できない、小さなお子さんの保護者の方は、常にタオル等を手に持っていて頂き、咳やくしゃみが出そうになったらお子さんの口と鼻を押さえてください。ご協力よろしくお願いします。
- 衛生管理上の観点から、院内は飲食禁止とさせていただきます。どうしても飲食する必要がある場合は、受付スタッフにお声掛けののち、建物の外(自動ドアよりも外)に出て飲食してください。待ち時間が長くなり、授乳が必要になった場合などは、その都度対応いたしますので、受付スタッフにお声掛けください。
- 受付カウンターには、患者さん用の手指消毒液をご用意しておりますのでご利用ください。
- 感染症は季節によって流行があります。予約制にはなっておりますが、混雑した場合、1~2時間お待たせする場合もございます。
- なるべくスムーズに診療が進むように、患者さんの出入りの仕組みを工夫したり、カルテの入力時間を短縮できるよう、ショートカットや辞書登録を工夫するなどしております。
- ただし、診察や説明には十分時間をかけたいと思いますので、どうしてもお待たせする場合があります。ご理解を頂けますようお願いいたします。
- 院内感染防止の観点からも、長くお待たせする場合には診察開始の目安の時刻をお伝えし、車の中でお待ちになったり、近くのショッピングセンターに出かけられるようにしております。
おむつ交換台やベビーキープをご用意しています
中・外待合室には、おむつ交換台のご用意があります。中待合室にはディズニーのからくり時計があります。それほど大きくもない、普通のからくり時計ですが人気があり、正時にはお子さんたちが前に集まって見上げていたりします。当院のホッとする風景の一つです。
ご両親が落ち着いて入れるよう、トイレにはベビーキープをご用意しています。
※院内感染防止のため、使用済みのおむつはお持ち帰りください。受付にビニール袋をご用意しておりますので、必要な場合はお声掛けください。