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ロタワクチン

ロタワクチンは、ロタウイルス感染による胃腸炎に対して、重症化を防ぐためのワクチンです。2回接種するロタリックスと、3回接種するロタテックがあります。どちらも理論的に一長一短ですが、少なくとも現時点で効果の違いははっきりしていません。当院では、特にご希望があったり、以前ロタテックを接種しているなどがなければ、2回接種のロタリックスを用いています。

ロタウイルスは、2歳児で調べると、80%くらいのお子さんで以前に感染した痕跡がみられます。5歳児で調べると95%以上になります。つまり、ほとんどのお子さんが感染するウイルスです。一人のお子さんが、何度も何度も感染を繰り返しますが、3回目以降の感染では重症化(入院を必要とする状態になること)しなくなることが分かっています。ロタワクチンを接種しても、ロタウイルスの感染を完全に防ぐことはできませんが、本物のロタウイルスに感染する前にワクチンを2回接種する(ロタワクチンのウイルスに感染させる)ことにより、ワクチン完了後に本物のロタワクチンが感染した時には3回目の感染となるため、重症化することはほとんどありません。研究により少しバラつきはありますが、重症化の阻止率はおおむね90%以上になります。

気を付けなくてはならないのは、腸重積という病気を起こす率が少しだけ上がるということです。10万人に対し、1~2人と非常にわずかですが上がります。腸重積は命にもかかわるような重篤な病気ではありますが、早く発見して治療すれば、ほとんど手術するようなことにはなりません。はじめて接種なさる際には、どのようなことに注意していたらよいかをご説明いたします。

ロタワクチンはWHOが「子供たち全員に接種したほうが良い」と推奨するワクチンです。もちろん、腸重積のリスクを少し上げることはわかっていますが、WHOでは「リスクより利益が大きく上回る」と判断しています。

任意接種で高額なワクチンであるにもかかわらず、最近は(当院では)半数以上のお子さんが接種していらっしゃいます。

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